2024年2月22日

和歌山県看護協会・看護連盟 合同研修

■開催日: 2024年2月17日(土)13:30~15:30
■場所:和歌山県看護協会 看護研修センター
■参加者:会場79名、リモート60名 計139名
■テーマ:「診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス費2024年同時改定を読む」
■講師:奥村 元子先生

 

                                    和歌山県看護連盟 和歌山第3支部 内芝 秀樹

 

この研修会には、参議院議員の石田昌弘先生もお見えになり短時間ではありましたが、今回のトリプル改定に関する見解を話されました。

 

最初に、和歌山県看護協会東会長からあいさつと能登半島地震における被災者の方へお見舞いの言葉と亡くなられた方へのご冥福が述べられました。

 

先ず今回の研修では、奥村先生から2024年度診療報酬改定・介護報酬・障害福祉サービス費の改定の大まかなポイントが話されました。

その中でも注目すべき点は、診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬共に処遇改善を目的にプラス改定となっていることが話されました。また、地域包括医療病棟入院料が新設され、高齢者の救急患者をはじめとした急性疾患等の患者に対する適切な入院医療を推進する病棟を評価することが盛り込まれたと話されました。

 

参議院議員 石田昌弘先生からは、まず政治資金の記載漏れに関する謝罪がありました。

今回の改定は、主に処遇改善、賃上げ、そして身体拘束に関すること、ACPを緩和ケアだけでなく全入院患者に適応したことから、考え方として「患者中心」から「患者の思いを中心」にした看護へと変化させることが重要ではないかと述べられました。今後は、看護の質、アセスメント力が大きく問われる時代へと変化すると見解が述べられました。

 

最後に和歌山県看護連盟川村会長からの挨拶と、日高支部小川さんから保育問題に関して日高支部で看護連盟に相談があり、解決に向けた取り組み成果を挙げた事例紹介があり研修終了となりました。

 

短い時間ではありましたが、今回の改定では処遇改善に向けたプラス改定が主であり、病院・介護・障害福祉サービス職員の期待も高まることが予想されます。そこで管理者は、病院の収益を上げることをしっかりと考え、6月の改定に向けた取り組みを今から始める必要があると感じました。この研修会での学びを無駄にすることなく、必ず実現したと思いました。また、これからの看護のあり方を考える良い研修であったと感じました。